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吉原彼岸花

2015.12.12 Sat
yoshihiganbana.jpg
「吉原彼岸花」の感想です!

※大人向けの作品ですので苦手な方はご注意ください※

目当ての声優さんという訳でも
特にお気に入りのライターさんが関わってるという訳でも無いのですが、

サンプルの文章を読んで地の文がしっかりとしてたので、
発売前から気になってて予約してました!

・・・・なんですが、予約したというのに
実際遊んだのはずいぶん後なので予約した意味は??って感じです・・・

「遊郭」「花魁」「吉原」をテーマにした乙女系作品多いですねー


【システム】
ノベル型乙女ゲー。

地の文あり。
似たような表現とか見られる所は多々ありましたが、
丁寧に描写されてて 読んでて楽しかったです♪

やっぱり読み物系は地の文しっかりしてると
読んでる実感が持てて好きです。

台詞のみの乙女ゲーだと物足りなさを感じてしまい、
くどくどと同じ話題を (読者に分からせる為に)繰り返してると
読み手として退屈に感じてしまって 強制スキップしちゃうんですよねー・・・(´・ω・`)

攻略制限あり。
真相ルート(?)あり。

大人向けの作品なので 当然ベッドシーンはあるのですが、
シーンは長めというか スチルが多数あります。
今まで遊んだ大人向け乙女ゲーだと 平均で1シーンにつき2スチルだったのですが、
「吉原彼岸花」は1シーンにつき 平均3~4スチル位ありました。

文章も割と艶めかしく表現してるので苦手な方は要注意です。

イラストも綺麗で ヒロインとかの肉感的に書かれてて色っぽかったです。
少女漫画みたいに 手足が棒みたいに細いと
ベッドシーンが蜘蛛やカマキリみたいに見えちゃうんですよね・・・
※星の王女 光のつばさで まさにそう見えました※
やっぱりムチムチした女性の方が健康的で好きです

共通ルートは短め。
初回を終えるとほぼスキップ出来るのですぐに個別ルートへ行けます。
キャラを攻略するごとにそのキャラのシーンが共通ルートに追加されていきます。


【シナリオ】
タイトルやイメージイラストを見ても明るい内容では無い事は想像出来ます。

ヒロインも花魁という事で
他の乙女ゲーのヒロインみたいな純真無垢では無い所が新鮮。

読んでいて雰囲気がなんとなく「蝶の毒 華の鎖」に似てます。

ただ、
「彼岸花」ってタイトルのエンディングがなんとなく蛇足に思えてしまいました。
一応 真相ルートらしいのですが
そこで明かされる真相は別ルートでも予測出来る事ですし、
ヒロインが吉原で働く経緯の真相とかは 惣一郎のベストエンドで知る事が出来ます。

蝶毒みたいに気持ちよく終わらずモヤモヤとした気持ちになります。

※ネタバレやら長くなるので畳みます※
















【キャラクター】
ヒロイン凛は芯の強い女の子で過酷な人生を歩んでいるに関わらず
前向きに生きてて 好感が持てます!

・・・最近「凛」って名前のヒロインに多く出会ってる気がします。
(「Fate/stay night」、「あやかしごはん」など。)

私の攻略順は
①惣一郎(バッドエンド)
②朔夜
③時雨
④忍
⑤彰人
⑥惣一郎(ベストエンド)
⑦時雨(彼岸花エンド・真相ルート?)

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惣一郎
幼馴染。

非の打ち所の無い優しい男で
裏稼業を営んでるという点で 蝶毒の真島を彷彿とさせました。

凛の為に泥を啜って成り上がって来た彼が
ベストエンドでヒロインと結ばれたエンドは
良かった、良かったよぉ・・・(ノД`;)

だからこそ、「彼岸花エンド」は認めれなかったです・・・。


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朔夜
年下系、駆け落ち君。

凛も朔夜も詰めが甘かったな、ってルートでした。

バッドエンドで何で朔夜が病んでしまったのかが分から無かったです。
惣一郎、時雨、彰人ならまだ説得力はあるのですが、
ただ 乙女系界隈ではヤンデレが流行ってるから
バッドエンドに病み化してしまっただけの様な気がします。

ベストエンドの成長した朔夜の立ち絵が無いのが残念!(。 >Д<)

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凛の寝室に大量の蛍を放したシーンは
幻想的で、ロマンチックな場面だと思うのですが、
虫嫌いな私には 蛍という名の大量の「虫」を寝室に放った事が
ずっと 頭に引っかかって 悶えてました
いやああああああああ(涙)

ベストエンドが印象的でした!
乙女ゲーに良くありがちな「何時までも待ってます」系の終わり方なのですが、
結ばれるのも 凛が遊女として年季を終え、
妹分である柚が後を継いで世代交代を終えた後なのが良かったです。

遊女、しかもトップである花魁の年季は
そこまで年は行ってないと思うのですが、
年を重ねた 女性を改めて迎え入れる 忍に好感持てました!

真相からも遠いし、何も解決してないですが、
私は お気に入りのエンディングの一つです。

ただ、バッドエンドの忍
色んな意味で 男なんだなぁと しみじみしてしまいました。
他の攻略対象のバッドエンドは大抵
ヒロインを得られなかった事による 衝動で病んでしまったりと
ヒロインを手に入れようと実力行使に移ったりするのですが、

忍のバッドエンドは
「凛に会いに行くから」と約束しておきなら 他の女性と結婚してしまい
凛は病んで壊れてしまったり

身請けはされるけど、正妻になれず「妾」止まり
体を重ねる時に 耳障りの良い言葉を並べて
「凛を愛してる、凛だけ」って伝えても

結局は 自分の妻子の方が大切な描写とか
男の勝手な所が良く描写されててリアルでした。

凛の事は実際に愛しては要たのでしょうが、
やっぱりヒロインより血を分けた息子の方が大事で、
息子が生まれて以来体妻とは体を重ねてない
という言葉も嘘なんだろうなって感じました。

実際 息子に対して 凛の居る離れの屋敷については
「お化けが居るから近づいてはいけない」と言い付けたり、

正妻の顔を立てるという意味で
凛は自由には行動出来ずに 籠った生活を強いられ
「蛍が見たい」という願いも「忙しいから」と聞いてあげられず

息子には 一緒に家族で蛍を見に行く事を約束してるあたり
ただの ズルい男なんだなって思ってしまった。

バッドエンドの中で一番話しに引き込まれました。

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彰人
なんで私こういうキャラに弱いんでしょうかねー・・・
傲慢なキャラがヒロインに嫌われたと しゅんとしてるの可愛いじゃないか!!

木細工として虎を彫ったつもりが
へたり込んだ猫にしか見えないというシーンは笑ってしまった

ベタベタだけど、
凛をお祭りデートに連れて行くシーンも好きです♪
高価な物でヒロインの気を引こうとアレコレ試行錯誤する所も
可愛らしかったですw

ただ、このルートの凛は世間知らず過ぎるのが気になりました。
金貸しが 必ず悪と決めつけて
取り立てられる側が正義と決めつける節がありましたしね。

このルートの忍さん良い人過ぎる!!

ベストエンドのデレデレ亭主っぷりなのも読んでて楽しかったです(*´ω`*)

ルートの中で恋愛萌えが一番出来ました♪

ただバッドエンドは病み化なので
あまり心には響かなかったです・・・
ちょっと安易なヤンデレ化には 食傷気味です。

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時雨
惣一郎のバッドエンドで可哀想だなって思ったんですが、
攻略していくうちにその感情も消えていきました。

こんなに攻略対象に対して嫌悪感を抱いた事は無いかもです。
ヒロインが吉原で働く事になった元凶であり、
ヒロインの両親を自殺へ追い込んだ張本人。

その上 わざとらしくヒロインが恩を感じる様に、
自分の手元が居なくならない様に 誘導したり、

過去に義父から受けた虐待で狂った衝動を抑える為に
遊女を頻繁に嬲り殺したり

正直 他のキャラクターのハッピーエンドを見た後に
こいつの新たなルートが解放されて
ヒロインが毒され、心中エンドを見るのは 何の拷問かと思いましたよ。

一応 真相ルートらしいんですが、
一番 ヒロインにとって重要な真相は上記にも書いた通り、
惣一郎のベストエンドで知る事が出来ます。
嗜虐的な趣向があるのも 朔夜ルートで片鱗が見えますし。
何故 すべて終わってからコレを見させられなきゃいけないのか
正直分からないです・・・。

正直 真相(?)ルートのバッドエンドの方が
ある意味幸せの様な気がします・・・

時雨さんに酷い事されても、真相を知っても時雨を庇ってしまう
凛さんはDV男に依存する女ですよね・・・
哀れでした・・・。

このルートの凛さんは共感出来なかったです。


【不満】
バックログで巻き戻しが出来ないのが不便でした。

ヒロインのデフォルト呼びして欲しかったです!

彼岸花エンドは多分キャラの好みとかだと思うので、割合。

辰吉さん!あなたが好みです!
何故攻略させてくれないのですか!?(涙)


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久々に地の文で楽しんだ作品です♪
「吉原彼岸花」はお気に入りの作品には残念ながらなりませんでした。

ですが、キャラクターに対して
良い印象も悪い印象も心を揺さぶられる作品に出会えたのは
良かったです。全力で楽しみました!

PCゲーはあまり好んで遊ぶ事は無いのですが、
自分の感を信じて購入してよかったですー♪
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