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車輪の国、向日葵の少女

2017.03.25 Sat
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「車輪の国、向日葵の少女」 PS3版の感想です。

こちらの作品はXbox360、PS3、PSPで発売されていて
遊ぶならVITAで遊びたいなーと思ってて
気にはなっていたのですが、なかなか踏み込む事が出来ませんでした。

最近PSストアで5pbのセールがあったので
VITAではありませんが、良い機会だと思いPS3版を購入しました。

調べたらPC版は2005年に発売されたソフトなんですねー
結構古い作品なのは驚きです。


【システム】
ノベル系のギャルゲー。
シナリオは一本道です。

普段私が遊び馴れてるギャルげーや乙女ゲーは
共通ルートがあり、そこから攻略対象への個別ルートへと
展開して行く形式ですが、「車輪の国」では
メイン一本道でそこから ヒロインに該当するエピソードが差し込まれたり
エンディングへと変わります。

既読スキップは当然ありますが、
周回プレイやエンディング回収は結構キツイですね。

昔のソフトだから仕方が無いのかもですが、
履歴とかで シーン巻き戻し機能が無いのも辛いですね。
5pbさん移植するなら こういうシステム回りもちゃんとして欲しかった。

基本的に全エンディングを見ればトロフィーは集まるので
トロフィーに気にする事無く シナリオに集中出来るのは良かったです。


【シナリオ】
面白かったです(*´ω`*)

面白かったですが、所々惜しいと思う所も目立ちました。

ライターさんや構成の癖なのか、
シナリオが解決に向かってるのに
また問題をぶり返したりするパターンが多目なので
正直グダりを感じてしまう事もしばしばありました。

ヒューマンドラマを重視したシナリオで
ヒロインの心の弱さや醜さをこれでもかと表現してます。
基本的にハッピーエンドで終わるので
鬱ゲーでは無いですし、後味も悪くは無いので
暗い展開が苦手な方も安心して遊べる内容だと思います。

私は2章のさち編で
ドラマ・映画、アニメ・ゲームなどに良くある
努力すれば 奇跡が起きて報われるという取って付けた様な
ハッピーエンドがある中
「努力だけではどうにもならない事がある」という終わり方が好きでした。

2章以降はヒロインが何の前触れも無く急成長したりするので
ご都合主義に感じてしまいました。
シナリオは先が気になりましたし、面白かったのに最後
無理矢理 風呂敷を畳んだ様な感じがして 少し残念でした。

この作品は何の前情報も無くプレイしてたので
かなり衝撃を受けました。
過去 様々なノベルゲーやアドベンチャーに触れて来ましたが、
これは 予測出来ませんでした。

ゲームならではの表現・体験ですね!
素晴らしかったです。


ネタバレ無しで最後まで行けた事に感謝です(*´ω`人)





※ネタバレを含むので畳みます※






【キャラクター】
森田賢一
特別高等人の候補生として様々な訓練を経た超人。
ギャルゲーとか 攻略対象のヒロインの人格や言動に問題があっても
基本的に「ダメな所を含めて全部好き」と寛容的だったりして
色々 モヤモヤしたりするのですが、
森田賢一はヒロインのダメ出しを躊躇する事無く ハッキリと言い
時には厳しく突き放したりする所に好感が持てました。

そして私はてっきり彼の独り言や「あんた」というメタ発言は
EVER17のブリックヴィンケルさんみたいな演出なのかと思ってました。
やたら我々プレイヤーの世界の事をSF小説として持ち出したりしてましたし
それが伏線なのかと思ってましたが、
まさか 「存在を認めてはいけない」責務を負ってる 姉へ語ってるとは。

このネタ晴らしは予測出来なかったですし衝撃的でした!
いやー素晴らしかったです(*°▽°*)


樋口璃々子
立ち絵がロリ絵なのが気になりました。
カッコイイ系のお姉さんなのに見た目が合ってない気がしました。

主人公をシスコンへと調教してる様なw


三ツ廣さち
全体を通して一番丁寧にシナリオが作られてたと思います。
さちは時間を奪われる事で
時間の大切さを学ばせる責務を負わされてるのですが、
どんなに時間を奪われようとも自堕落な人間は
とことん自分に甘くイライラさせられました。

まなを助ける為に「なんでもする」と言ったのにも関わらず
あれこれ理由を見つけてはサボろう
最終的には賢一が助けてくれると期待してる所とか
本当に救いようが無い。

上記にも書きましたが、
最終的に時間切れで まなを引き留める事を
出来なかった結末は良かったです。

さちエンドで 成長したまなと再会した所も好きでした♪
まなのアップ絵は 落ち着いた大人の女性なのに
さちと抱き合うスチルでは幼女に見えたのがちょっと残念。


大音灯花
親の命令は絶対の責務を負った灯花さん。
現実にはこういう義務や責務は無くとも
こんな親子はリアルでも居そうですよね。

子供の事を想ってるハズなのに育て方を間違えてしまって
すれ違ってる様はもどかしかった。

一度 親子関係が修復したのに
灯花の本当の親とか色々ごちゃごちゃし始めた所が残念。

灯花の父親の手紙の下りが本当にただ酔った勢いで送ってしまったとか
本当に改心して良い人になった所とか
灯花自身の急成長も風呂敷を無理矢理畳んでしまってる印象です。

責務のせいとはいえ灯花の優柔不断さにも問題があるように感じたので
もっと丁寧に彼女の成長を描いて欲しかった。


日向夏咲
夏咲も灯花と同じく いきなり成長を見せて
風呂敷が急に畳まれてしまった印象でした。

賢一の正体が「ケンちゃん」だと知ってから立ち直って欲しかった。
夏咲が悪化する所は中だるみに感じました。

天涯孤独となり心を開いた寮の管理人のおじさんに
性的虐待(?)を受けてた事を法月を黙らせる為とはいえ
「おじさんはきっと寂しかったんだと思います」と急にポジティブに
とらえる所は違和感を覚えました。

暗いヒロインよりは明るいヒロインの方が良いんですけどねー
あの立ち直りは超展開過ぎです。

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色々 粗や気になる所もありますが、
記述トリックが素晴らしかったですし、
シナリオも面白かったので プレイして良かったです♪

実はまだ「法月編」はプレイ出来てません。
ニーアオートマタ、グラビティデイズ2とか色々
新作が控えていて 落ち着いたら プレイしてみたいと思ってます♪
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