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ファタモルガーナの館 -COLLECTED EDITION- -

2017.05.27 Sat
morganavita01.jpg
「ファタモルガーナの館 -COLLECTED EDITION- - 」の感想です。

私はPC版をプレイ済み。
PC版の感想記事はこちら
morgananoyakatavita.jpg
PC版の記事でも書いてますが、VITA化をずっと待ってました。

ずっと待ってる過程で
ファタモルガーナの館が3DS化というニュースを聞いた時は
膝から崩れ落ちましたね・・・
ノベルやアドベンチャーといえば VITAだろう!と。

あまり間を開けずVITA版も出るというニュースを聞いた時は
めちゃくちゃ嬉しかったです(*´ω`人)よかったー
堪能する為に 旧型VITAでプレイしましたー♪

3DS版がフリューで
VITA版がdramatic createと会社が違うのが面白い。

・・・何故分けたのだろうかw

dramatic createさんは「越えざるは紅い花」とか
PCゲーの移植をメインとされてる会社ですよね。

フリューさんは最近ですと「カリギュラ」はプレイしましたが
ノベルゲーのイメージが無い会社さんです。


「ファタモルガーナの館-Another Episode-」「現代編」
この記事が出てる時にはまだプレイ出来てないので
後日 別の記事で感想を書こうかと思ってます。


※ネタバレを含むので畳みます※


【第1の扉】
亜麻色の兄弟のお話し。
メルとネリ―の可愛らしい兄弟愛から
近親愛だとか母親の不倫、隠し子など
ドロッドロな展開にw

この章では白い髪の娘はメル達の異父兄弟。
出生のせいで 物乞いみたいな生活を強いられてました。
最後は蒸発、彼女がその後どう過ごしたのか不明。

あどけなさが残るネリ―がこのシナリオ後半で
白い髪の娘の事を「種違いの妹」とか
メルに兄としてでは無く男として迫るシーンはホラー。

王子様のメッキが剥がれて 女中さんに
「自分に優しい世界が欲しかった」と指摘されるシーンは結構好き。

白い髪の娘に対して 恋愛感情はあったんでしょうが、
結局彼女の事よりも自分の正当性を重視してました。

正直「自分は悪くない」と何度も自問自答してるシーンは萎えましたね。

館の女中さんがメルの両親の間にも色々確執があった的な
ニュアンスを含めてたので 子供達が見えない所でもっと
ドロドロした展開があったんでしょうね。


【第2の扉】
獣のお話し。
異邦人=獣という見せ方は
PC版をプレイした時は凄く上手い演出だなって思いました。

確かに他の国と交流の無い所だと
姿形や言葉が違うと差別も起こりやすいだろうし
拗れて争いが起こってしまうでしょうね。

ただユキマサは村人から差別を受けたから「獣」になた訳でも無く
最初から 快楽殺人鬼だった訳で
ポーリーンや白い髪の娘は 自我を繋ぎとめる存在に依存してただけ、
というのも あまり救いはありませんね。

この章の 白い髪の娘さんは貧困な家の生まれで盲目。
他の扉の彼女と比べて達観してて大人びてます。
獣に復讐しに来た村人に殺されてしまうという相変わらず不幸な結末です。


【第3の扉】
お金と権力を追い求める資産家の話し。

白い髪の娘さんは 名家のお嬢様
お互いの両親が決めた結婚で想いあってたのに
マリーアの策略により 破綻。
蒸発してしまった 彼女はどうなったのか 一番知りたかったです。

白い髪の娘さんがとても不憫で
この章は一番印象に残ってました。


【第4の扉】
偽。

morganavita1.jpg
ノベルゲーで良くバックログを使って読み返す事があるのですが、
この偽の章ではキャラの言葉が歯抜けになったり
塗りつぶされたり 赤い文字では モルガーナとミシェルの会話が繰り広げられてて
PC版の初見の頃はビックリしましたw

ゲームならではの演出で私は凄い好きです。


【第5の扉】
ミシェルとジゼルのお話し。
主にこの章ではジゼルの不運が語られてます。

自分の家族を盾に ミシェルの父親から体の関係を迫られたり
小さな村で仲良くなった 村人達に裏切られても
明るく振る舞おうとするジゼルは健気で強い女性ですね。
多分この作品の中で一番強いかもしれません。

自分の運命をあまり悲観する事無くこれから良くなっていくと信じて前に進む姿勢は
普通の人だったら出来ないと思います。


【第6の扉】
ジゼルが「女中」になる過程の物語。
何百年も館と共にミシェルを待ち続けて
精神がすり減って どんどん人間味が無くなっていく
彼女は見てて切なかったです。

キャラの雰囲気「のみ」で言えばミステリアスな女中さんも好きなんですけどね、
モルガーナ曰く その時のジゼルは「狂って」しまってるらしいので
なんとも複雑ですが。


【第7の扉】
ミシェルの生い立ち。
PC版で十分 エメのイビりを目にしたので
今回はスキップしちゃいました。
それ位 読んでて辛い。

私はミッシェルがディディエとジョルジュに何度も手紙を出しても
返事を書か無かった事について 疑問です。

物語終盤で 死後 兄弟たちが仲直りしたのは良かったですが、
手紙の返事一つだけでもミシェルの心を救えたはずなのに
それすら気づけなかったが不思議ですし、薄情だなーって思いました。

ジョルジュが女性像のミシェルの絵を描いた事の後悔だとか
家とか騎士の地位とかしがらみに捕らわれて
ミシェルを処刑してしまったディディエの苦悩とか当事者じゃないと分からない
苦しみだと思いますが、手紙位 書こうよ。


【最終章】
メル、ユキマサ、ヤコポ達の本当の罪を振り返るお話し。
モルガーナの悲劇は結局 色んな不運の積み重ね。

特にヤコポの場合は不運と自業自得ですね。
「知らない老婆の犠牲」だったら仕方が無いと魔女を捉える計画を遂行し
連れて来られたのが 腕を切り落とされたモルガーナだった事で
彼は後悔してますが、知らない人だったら「尊い犠牲」として
片付けようとした所は擁護出来ません。

それでもモルガーナに対しての想いは本物だったんでしょうし
あのすれ違いが無ければ良いカップルになれたんじゃないのかな?と
ヤコポに対して 同情的になってしまいます。
人間としてアレだしクズい所もあるけど ヤコポは嫌いにはなれませんでした。
(外伝や現代編はまだプレイしてないので印象は変わるかもですが)

morgananoyakatavita3.jpg
呪わなくても良いけど、
エメは許す必要は無い気がします・・・。

私はミシェルとジゼルの事は好きですが、
あの二人が聖人君子過ぎて物語後半は共感は出来ませんでした。

出来れば生まれ変わったモルガーナとヤコポは幸せになって欲しいな。
モルガーナの言動では もう無理みたいですが・・

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久しぶりに読み返しましたが、
やっぱり 文章や物語構成が凝ってて素晴らしいです。

結末や真相を知ってるから
初見の頃には気づけなかった伏線や布石も見えて楽しかったです♪
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