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月影の鎖~狂爛モラトリアム~

2018.05.12 Sat
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「月影の鎖~狂爛モラトリアム~」(VITA)の感想です。

ゲーム本編「月影の鎖 -錯乱パラノイア-」の感想はこちら
いつかモトリアムもプレイしようかな、って思ってたのですが
結構間が空いてしまいました。

最近ギャルゲー・乙女ゲーを色々発掘してみようかと
見て回ってこちらの作品を思い出し折角だから購入しました。

あまり続編やFDの類は手に取る事は無いのですが、プレイして良かったです。


【システム】
地の文あり乙女ゲー。
デフォ呼びあり。

シナリオのタイプによりますが、
1ルートは初見で3~4時間ほどでそこまで長くはありません。
アフターはプレイは1時間も無いと思います。

アフターだったり、IFのシナリオが収録されてるので、
シナリオの濃さもあるのかもしれませんが、体感的にはボリュームを感じました。




【シナリオ】
イジメや嫌がらせ関連の描写も多いので、苦手な方は注意が必要です。

一応「月影の鎖~狂爛モラトリアム~」のFD、
という位置づけになっているのかな?

乙女ゲーによくある
IFの世界、攻略対象との関係リセット、エンド後のお話しなど
沢山詰め込まれてて 色んな形のお話しが見れて面白かったです。

花柳街アナザー
島の経済状況は回復したけど、
若い女性は花柳街に移住しないといけなくなった世界線。
攻略対象との関係もリセット、
めぐみちゃんも小料理屋さんの女将では無くなったりと
シナリオは面白くても ちょっと寂しかったです。

花柳街アナザーでは
攻略対象とヒロインの共通点みたいなのを強調してるのが目立ちました。


藤堂兄弟ルート
非常に面白かったです!!
雅も樹もこのルートだけにしか登場しないのが勿体無い位でした!
月影キャラの中でこの兄弟が一番好き。










【キャラクター】
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冬浦めぐみ
ネガティブ系ヒロインちゃん。
彼女の行動は異常ですが、仕事に関しては気持ちが分からないでも無い。
職場などでは必要ないって思われたら
切られてしまうのでその恐怖感は共感出来ます。

彼女は一度負のスパイラルにハマると落ちる所まで落ちるので、
読み手側も一緒に引きずられてしまう。
合う合わないが分かれるヒロインだと思います。

私は苦手ですが、彼女の事は嫌いにはなれません。

攻略順は
①大井川護
②藤堂雅
③藤堂樹
④望月理也
⑤榛名望
⑥猪口渉
⑦神楽坂響
でした。
お兄ちゃんと藤堂兄弟ルートは最後にすれば良かった・・・!

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大井川護
お兄ちゃん。

本編では登場回数が少ないキャラ。
本編プレイ中にめぐみが苦しんでる時にあまり助けてくれず、
プレイヤー側としても 寂しい思いをしたのですが、あえて
めぐみをほったらかしてたんですねー・・・。

極限状態になっためぐみが他の人に助けを求める/助けられる
状況を見越してだったなんて ちょっとだけショックでした。

それでも明るく振る舞って妹を支えてる所はやっぱり好きですし、
依存エンドでの「出会った事を後悔するほど愛してる」という一文は
心に刺さりました。

ハッピーエンドで めぐみが「一緒に幸せになろう」と
前向きに自ら一歩前に進んだ事が好感持てました♪

花柳街アナザーでの彼の黒幕ばりのネタ晴らしはヒヤりとしました。
めぐみちゃんが蛍さんの佇まいを真似を始めたり、
年が近い男性との接点を切ったり、女友達が出来ないようにしたのも
兄やお店に執着させる為だったなんて。

ただ優しいだけのお兄ちゃんだと思ってた護の暗黒面が見れて面白かった!


藤堂雅 
藤堂兄弟のお兄さん。
FDの追加キャラなのに

何故か公式ページでバナーを見かけませんでした・・。

月影の攻略キャラの中でハッキリと
めぐみの異常性を指摘してくるので気持ちがいい。

ネガティブになりがちな めぐみをキツイ言葉をかけながらも
彼女の精神状態を軌道修正してくれるので読んでて
こちらも落ち込む事が少なかったのが良かったです。

キャラクターも実力主義で良い物、悪い物の判断力があり、
営業トークと素の部分の落差も面白いキャラだと思いました。

月影キャラの中で一番好きかも(*´ω`*)

依存エンドでは色香漂う心中エンド。
村人たちのせいで籠城生活を強いられるとか、
どんだけクズなんだ。

ハッピーでは角隠しエンド。
島の立て直しが成功したエンドが見てみたかった。
藤堂兄弟ほどの敏腕ビジネスマンだったら 出来たはずなのに、
シナリオ展開で失敗してしまったのは違和感ありました。


藤堂樹
藤堂兄弟の弟さん。
お兄さんの雅と同じくめぐみちゃんに対して物事を
ハッキリと指摘するので 読んでて気持ち良かったです。

特にめぐみちゃんに
「あなたは人の話しを聞かない癖に意見を聞こうとする」って言うシーンや
怪我が完治するまで彼女の身の回りの世話をしてるシーンの
「言いたい事は遠慮せずに言え」という台詞もお気に入りです。

彼も結局はめぐみちゃんと同じく自分の居場所や価値観に関しての
強迫観念にかられてるので冒頭は同族嫌悪だったのかもしれません。

ハッピーエンドで結局 島に戻って
復興計画をリベンジする、という終わり方でしたが、
正直あんな島民はほっといて 勝手に自滅させれば良いと思いました(´・ω・`)


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望月理也
花柳街アナザーでは本編とは違い彼女への対応が冷たくて
彼のキャラクターに対して一番寂しさを感じました。

ヒロインと同じく自己評価が低く、居場所を奪われない為に
己を追い詰めるほど働く所とか見ていて痛々しかった。

依存エンドでヒロインが花魁になって
お互いを貪り合ってる描写の異常さも印象的でしたが、
お兄ちゃんの涙で滲んだ手紙が悲しくて忘れられません。

ハッピーエンドでは花柳街から出られるのに
望月の傍に居る為に留まる事を決めためぐみちゃんには共感出来ませんでした。
島から離れる訳じゃないのだったら 家に帰っても彼を支えれるし、
態々娼館(裏方ですが)に身を置く事は無いのに・・・。


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榛名望
お兄ちゃんルートのネタ晴らしとも若干被ってて
インパクトが薄れてしまったのがちょっと残念。

依存ルートのアフターの罪悪感に捕らわれながら
ヒロインと暮らしてるお話しの方が印象的でした。


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猪口渉
上官命令とはいえ 宴会を定期的に開いたりと
真面目な彼からは考えれらない行動で最初かなりビックリしました。

猪口との関係のせいでヒロインはイジメられる事になる訳ですが、
依存では心中エンド、ハッピーでは「いずれ迎えに来る」という
なんともモヤモヤした終わり方・・・

ハッピーエンドはせめてはっきりと幸せになった後日談が見たかったな・・・


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神楽坂響
本編ではあんな感じで終わったので、
ハッピーエンドのアフターではどうなるのかと思ってましたが、
まだ体調崩す前の神楽坂さんのお話しで、
その後の死を感じてしまって寂しかったです。

花柳街アナザーのハッピーよりも依存エンドの方が好みでした。
私はどうも めぐみが花柳街に留まるハッピーエンドは好きじゃなくて・・・。
元の生活に戻れるなら戻った方が良いし、そこへ留まるのならば
バッドエンド位 突き抜けて欲しい。

こちらの依存エンドは神楽坂さんが責任感や情で
めぐみと関係を持ってしまったやるせなさが泥沼で面白い。

本編や花柳街アナザーでは「女将」「冬浦くん」呼びだったのに
もう一つのアナザーで一瞬「めぐみちゃん」呼びにドキっとしたのは
私だけじゃないハズ!(*’ω’*)

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キャラの関係やIFの関係で寂しさを感じるルートもありましたが、
本編と引けを取らない面白い作品だと思いました。

悔やむとしたら 本編直後にプレイすれば良かった、
今作をプレイする前に本編をおさらいすれば良かったって思った事ですかねー。

上記にも書きましたが、藤堂兄弟ルートがお気に入り!

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