RSS|archives|admin

ISLAND

2018.12.22 Sat
island_frontwing.jpg
「ISLAND」(VITA)の感想です!

実はこちらの作品のアニメ化発表後に知ったので、
つい最近まで存じ上げませんでした。

アニメ化というネットの記事を目にして無ければ
沢山あるノベルゲーの中に埋もれて手に取って無かったかもしれないと思うと
本当にめぐり合えて良かったです。

コレクションにPS4版も買おうかな・・・
ちなみにアニメの方は見てません。

私のお気に入りは玖音さん!


【システム】
ノベル系のギャルゲーです。
主人公の音声無し。

攻略制限あり。
総プレイは多分 30時間越えてるんじゃないでしょうか・・・
正確なプレイ時間は計ってないので憶測ですが・・・。

下ネタの頻度や性を連想させる様な描写が多いので苦手な方はご注意を。

主人公の切那の言動が
田中ロミオさんの作品の「CROSS†CHANNEL」の
黒須 太一を彷彿とさせるのでプレイしてて懐かしかった。



【シナリオ】
SF、パラレル、タイムトラベル系や
複雑な設定が好きな方には 絶対にお勧めの作品!


シナリオ重視の男性向けのノベルゲーって
恋愛をあまり重点に置いてなくてまず しっかりしたシナリオ、
そして 恋愛を織り交ぜてる形式が多い気がします。

だから作品によってはメインのシナリオが面白過ぎて
恋愛シーンが邪魔だったり、全く萌え無かったりする事もあるんですよね。

そこが乙女ゲーとの決定的な違いかなって毎回痛感します。

乙女ゲーはまず「萌え」から。
男性向けももちろん萌え重視やお色気重視の作品は
数多にある事にはあるんですが
「シナリオ重視」の男性向け作品には 悲しい事に敵いません・・・。

私のお気に入りの乙女ゲー作品だって大好きですが、
シナリオ展開やボリューム、お金のかけ方を比べてしまうと
どうしても色々気が付いてしまうんですよね・・・
(それでもやっぱり好きなんですが)

もちろん私は乙女ゲーも大好きですし、頑張って欲しいんですが、
まぁ、現実はまだまだ厳しいですね。

乙女ゲー特有の萌えは、
男性向けでは表現出来ない・体験出来ない良さや楽しさがあるので
シナリオがもっと強化されれば最高だと思います。









※ネタバレを含むので畳みます※






枢都 夏蓮
まず最初にプレイしたキャラ。ツインテールはツンデレ率多し。
夏蓮ルートへ入る前に この島を救う事が使命だと信じて疑わない切那が
彼女と居る事を望んだ結果 普通の現代人として馴染んで終わるので
一番真相から 遠いシナリオ。

島の風習に縛られるのが嫌な夏蓮が切那と衝突しながらも
お互いに自分を見つけて行くという 恋愛ドラマでした。

切那が夏蓮に対して言い放った罵詈雑言は私が彼女と同じ立場だったら
正直もう切那への想いは消えてなくなってて
やり直したいとも思わないから夏蓮ちゃん凄いよ!

このルートのヒーローは色んな意味で駐在さんかな?
そして、このシナリオで良かったと思ったのは安易に駆け落ちに至らず
夏蓮がちゃんと進学して正規のルートで本土へ渡った事。



伽藍堂 紗羅
オカルト系少女。
切那が未来人を突き通すルート。

彼女のBADENDはメンヘラ率多し。
紗羅と切那のやり取りが明るくテンポが良い分、
彼女の精神が崩壊するギャップに寒気を感じました。

近年のヤンデレ系ヒロインと比べるとマイルドな方だと思いますが、
寿命で死んだペット(友達)の鶏をスープにしたり、
ウミヘビの毒で浅死になってる犬に止めを刺したり
彼女は正常と異常な精神状態を行ったり来たりしてるんじゃないかな。

紗羅ルートではタイムトラベルや島のオカルト部分、
切那の使命が本物のSFルートなのか?

島から迫害を受けて精神が参ってしまった少女と記憶喪失の男が
ただただありもしない空想を信じてるだけ
(傍から見たら可哀想なだけの光景)なのかが
エピローグまで分からずずっと続いてたので 常にモヤモヤしてました。

もっとモヤモヤしたのは母親の万里愛の行動。
「この子は島を救う存在」だという言葉に縛られ
両親を亡くして誰も頼る事が出来ず、ずっと一人で耐え
精神がおかしくなった娘に最後まで会わない彼女の身勝手さが許せなかったです。

母親が生きてたと知れただけでも紗羅は救われたと思う。



御原 凛音
お嬢様系キャラ。
このシナリオは常に「切那」「凛音」という名前に縛られ
二人がお互いに求める人物になりきったり挫折したり衝突を繰り返します。

メタ要素(切那のパラレルワールドの記憶を共有など)が出てきたあたりから
漸く ISLANDの物語が動き出すのかと 身構えた途端に
夏蓮や紗羅ルートみたいに出鼻を挫かれる展開はもはやお家芸。

タイムトラベルやら、ループ、伝承になぞらえた奇怪な現象に
キャラ達が考察し、立ち向かう度に
そんな非科学的な事が起こる訳無いじゃん(笑)」と作品自身に全否定されるので、

この作品がSFファンタジー路線なのか、日常現実路線なのかが
ハッキリしない所が 常にモヤっとした気持ちにさせられます。

(なんでもかんでも奇跡が起きて皆ハッピーエンドで
ご都合主義な展開よりは全然良いですよ!)

凛音が亡くなった辺りから 
やっと物語の概容が見えて来る作品の作りが面白いと思いました。

玖音さんが10年間 島の人にバレ無い為に
煤紋病を偽って引きこもったり、筆談でしか会話しなかったりと
人生をささげて 「玖音」になりきって騙してた事判明した時には
まるで切那と凛音の「本当の自分」に悩んでる姿が凄くちっぽけに見えてしまった。

子供の悩みって本人にとって凄く大きい事でも
大人から見てしまえば凄く小さい事なんですよね。

長い長い時間をかけて切那と凛音の悩みを紐解いて行ったのに
玖音さんが全てをひっくり返した所は凄く好き。



neverisland_frontwing.jpg
NEVER ISLAND 冬編
冬編からが本編です。
3人のヒロインルートは序章にしか過ぎません。
今までずっと出鼻挫かれてましたが、ここからが怒涛の展開!

夏編から2万年の時が経ち 切那は「凛音を救う」という使命を忘れ
この時代のリンネに助けられセツナという名前を貰い生活します。

実はこちらの冬編、プレイ時切那が記憶を失ってしまって
この時代のヒロイン達に惹かれてる描写が出てくる度に
「あの時代の凛音が居るのに!」ともどかしい気持ちにが強くて
シナリオは面白くとも あまり集中してプレイしてませんでした。

ディストピアや荒廃した未来世界は大好物なのに
頭にあまり入って行かなかったのは「凛音」の救われた姿が早く見たかったから。

でも、真夏編に辿り着いて真実を知った後 何で冬編を丁寧に
読まなかったんだろうと後悔。
「Re:」をクリア後 冬編をもう一度プレイしたくなります。

リンネの幸せな姿が見たい!!・゚・(つД`)・゚・
ごめんね!私が悪かった!



真夏編
ここでもどんでん返し。
実はタイムマシンは完成してなくてどの時代も切那は
コールドスリープで時代を越えてた設定。

手塚治虫さんの漫画「火の鳥」でも一度文明が滅びてまた
微生物から始まって 文明が栄えるみたいなお話がありましたが、
ISLANDもそっち系ですか?(´・ω・`)

物語が進む連れになんというか あんだけ切那と凛音の幸せを願ってたのに
あの二人の関係に気づいてしまって 正直「凛音エンド」は祝福出来なかったよ・・・
だって切那と玖音(リンネ)との子供だもんね。
完璧に近親相姦・・・
というか 夏編では思いっきり 体重ねた描写あるけど良いんか?


玖音は物語 冒頭から魅力的なキャラクターで、
私の中では一押しのキャラだったので 彼女の正体がリンネだって知った時に
余計に彼女が攻略出来ない、幸せな姿を見る事が出来ない事が悔やまれる・・・。

切那のストライクゾーンが13歳~37歳というのも、
玖音の冬の寒い日の初体験で凛音を身ごもったのも
全部布石だったんですね。

「Re:」に分岐する時の佐藤利奈さんが演じる
玖音の怒りの演技が素晴らし過ぎます。
声を聞いた時 全身凍ってしまったよ・・・

御原家に奴隷同然に扱われた挙句 娘を取られ
「御原玖音」として引きこもりを強いられた
苦しみとか怒りとか母親の情が入り混じった迫真の演技でした。

真夏編をクリアして、疑問に思うのは
結局セツナ(切那)は何者?
卵が先か、親鳥が先かみたいなループにハマってしまう。

夏編のバッドエンドの一つで切那と凛音の間に子供が出来るエンドで
子供に煤紋病が発症する描写があったのは何故でしょう?
凛音は御原家の出では無いし、煤紋病は呪いでは無いので
近親相姦で発症した訳では無いですし。
切那が本当の御原切那かと思った事もありますが、
あの白骨死体の説明が出来ないですし・・・。


切那の正体がハッキリしないのがもどかしい!
でもそれをひっくるめて ISLAND 面白い!!!(*‘ω‘*)9

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
凛音がメインヒロインかと思ったら
玖音(37歳)が最後の最後でその座かっさらって行った
ギャルゲーの中でも珍しい作品だと思います。

色々と予測やら願望が入った感想なので、
的外れな部分も多いかと思いますが、
ISLAND凄く楽しかった!本当に出会えて良かった作品です。

本気でPS4番を購入する事検討します。
ノベルゲーが好きな方には是非とも手に取って欲しい!

YU-NOって作品はプレイした事無いですが、
シナリオは何となく知ってるので、似た系統の作品という事で
凄く気になってます。
Category:ISLAND | Comment(-) | Trackback(-) | top↑ |