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シンソウノイズ ~受信探偵の事件簿~

2020.03.21 Sat
shinsounoise_PS4.jpg
「シンソウノイズ ~受信探偵の事件簿~ 」(PS4)の感想です。

実はこの作品は予約してたんですが、
去年の年末まで遊ぶ機会がありませんでした。
ちなみに「DEATH STRANDING」の発売時期にプレイしました。

前評価が良かったのと、イラストに惹かれて購入しました。
プレイしてる途中でPC版にも興味が出たんですが、
どうやらDMM登録必須なのと、
ネット認証周りが不安定で遊べない事があると聞きました。

・・・そんな面倒な事しないといけないんだったらPS4版で良いじゃん(´・ω・`)
って結論に至りました。

PC版、興味はあったんですけどねー・・・残念。


【システム】
ノベルゲー。
元々は男性の大人向けの作品。

システム周りはとても快適。
スキップする時の音がカセットの「カチっ」とした音が心地よい。

クリア時間は多分20時間位でした。

上記にも書きましたが、元々は大人向けの作品です。
一般化する為に濡れ場を削除してるんですが、
削除の仕方がへたくそ(笑)

色んな元エロゲーをプレイしてきて、大まかに分けて
「行為その物が無かった設定になった」物や
「行為その物はしたけど、見せてないだけ」の二種類があるんですが、
シンソウのイズは前者です。

問題はキャラクターの前後の言動と
「すり替えた設定」の整合性が取れなくて若干気持ちが悪い。
shinsounoise_PS4_02.jpg
多分このシーンとか。
PC版では性行為があったんでしょうが、
PS4版「部屋に運ばせて見守らせた」事になってて
読んだ時「違うだろ!!」って声を出してしまった・・・。

「抱く」だの「抱かない」だの「痴女子さん」って単語が普通に出てくるのに
上の画像に取り替わってたり、一世一代の女の子のお願いが「キス」に変わったり
前後のシーンを書き替える位しないと本当に不自然でしかない。


シナリオを終えて振り返って見ると
ヒロイン2人を除いて濡れ場が邪魔になる作品だったと思います。
個別ルート入る前に 成り行きで3班の女の子全員と性行為してるので、
友達グループの仲良しこよしな雰囲気に正直合わない。

多分エロゲーとして発売する為に入れなきゃいけない
ノルマとかあったのかもしれませんね。


【シナリオ】
人の考えた事が頭に流れ込んでくる特殊な能力を
持ってる主人公が様々な事件を解決していく探偵物。

雪本さくら死亡の真相を知る為に追っていくお話し。

ゲームのあらすじを見ずにプレイしたので、
メインヒロインだと思った女の子が冒頭で死亡してしまうのも衝撃だったし、
「雪本さくらのリアルな自殺願望」に惹かれる
歪な性癖を持った主人公も色んな意味で良いスパイスになってました。

前半までは物凄く面白かったです。
3班の最初ギクシャクした雰囲気と辛辣な「心の声」を聴いて 
なんてドロドロした作品なんだ、と思ったんですが
皆良い子で、だからこそ雪本さくらの犯人が
あの中に居ると考えるのが辛かったし、変な緊張感がありました。

後半になっていくにつれ
超能力者が出て来て、最終的に超能力バトルに
落ち着いてしまったのが非常に残念。

冒頭の救いの無さそうな始まりから救いの無いお話しになるのかと思ったのに・・・
ちなみに私はTRUE ENDより「不帰END」のがこの物語の終わり方として
相応しいように思えました。


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色々不満は言いましたが、全体的に見ると面白かった。
3班の皆はやっぱりいい子だったし、イラストは凄く可愛いし。

雪本さくらの真相を追っていく所は読んでて辛かったけど、
見えなかった物が段階的に見えて来るのは面白かった。





※ネタバレを含むので畳みます。※











上記にも書きましたが、
最終的に超能力バトル物に落ち着いてしまったのが残念。

救いが無くても、「雪本さくら」の死因が人為的なオチにして欲しかった。
主人公の結論次第で分岐するエンディングをそのままに
能力者頼らずに真犯人と対峙するお話しが見たかった。

特に「墓参りEND」のエンドロール後に真犯人が自殺してしまう所とか
幸せの裏にぐちゃっとした不穏な空気を醸し出した終わり方が
この作品冒頭の雰囲気とマッチして
そこだけ原点回帰した様な気分にさせられました。

真犯人が風間 夏希だったのは読めなかったし、面白かった!
なのに、「記憶を忘れる 能力アイテム」とか「超能力」、
「実は誤解・事故だった」というオチが尻すぼみしてしまった。


桃園 萌花は人選びそうですね。
主人公・橘の心の声でも彼女に対して鬱陶しいと思う所を見せたり、
彼女の緊張感が無く、お花畑な思考にイライラしてクラスメイトにイジメられたリ。

モモは自分の願望やイメージを人に押し付けてる節がって
私もあんまり好きじゃないんです。
少年漫画でヒーロー側が自分の正義を
悪役に押し付けてる所も好きじゃないので、似た様な感覚でした。

橘の彼女に対する憤りは共感出来ますが、
だからといってモモに対していたぶる行為は許される事では無いです。


死んでしまった人をずっと引きずって不幸になるよりは
悲しみを乗り越えた方がハッピーな終わり方なのかもしれませんが、
「雪本さくら」にずっとずっと執着してた橘がモモに乗り換える所は橘らしく無いから
不帰ENDの方がこの作品のTRUE ENDとしてしっくり来る気がします。

精神世界で雪本さくらと抱き合って溶けて消えて行く終わり方は
メリーバッドだけど好きです。
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